2022.2.2
症例
(症例5)小学5年生の男の子の頭痛
頭痛持ちの母親が通っているが、子どもは頭痛を訴えているのに放置しているので「可哀想でしょ?」ということで連れてきてもらう。
頚椎2番が右へ大きくズレている、「いつも首をクネクネさせたり、ボキボキ鳴らしていない?」と聞くとやっているという。
この首ボキがクセ者で、これをしてる人は頚椎を支える靭帯や筋肉が弛んでしまって固定力がなくなりすぐに頚椎がズレるようになってしまいます。
一旦ズレた頚椎は自分の力で戻すことはできないので修正が必要です。
ズレた骨はすぐ横を走る椎骨動脈を圧迫しますので脳への血流量が減り、酸素も供給量が不足し頭痛や吐き気が起きるようになります。ズレを戻せばその場で頭痛は治まるケースが多いのです。
検査で異常がなく頭痛が頻繁に起こる人はこのパターンが多いですね。靭帯が弛んでいるとすぐまたズレますので固定するまでしばらく修正を続けると頭痛から解放されて勉強も集中できるようになります。
クビボキやったら駄目よ!